大分市内で以前よりお付き合いのある方のご自宅を新築させていただきました。
かなり前よりご計画いただき、再三打ち合わせを重ねていき、やっと完成に
たどり着きました。ウッドショック等の影響でなかなか思ったように材料が入荷せず、
工程的には、お客様にご協力頂きました。大変ありがとうございます。
縄張り 建物の位置を現地に出し、図面通りの位置を確認して頂いています。
地鎮祭 出雲大社様の方で土地の神様を鎮めて頂き、合わせて工事の安全を祈願して頂きました。
掘削 着工にあたり、地盤調査で地耐力の測定を行い良好地盤でした。
防湿フィルム敷き 地盤面からの湿気が床下に上がらないように、敷き込んでいます。
基礎配筋 設計図に記載された量を配筋しています。
今の新築住宅は10年の瑕疵保険を付けることが義務付られており、基礎配筋終了時に、
専門の機関で検査を行っています。
基礎完了です。土台を敷く前に墨出しを行い、設置位置を決定しています。
床下の給排水配管を、床を設置する前に配管しています。
土台敷き 床下にポリエチレンフォームを敷き詰め、床下の断熱を行っています。
近頃、行わないメーカーも見受けられますが、弊社では棟上げ前に、建物の四隅に
お酒、塩、米を撒いて、お祓いを行ってから、棟上げを始めます。
上棟 近年の木造は工場でプレカットを行うため、ほとんどの場合1日で屋根下地まで
完成できます。
昔と違い、今の建物は外部に合板(面材)を貼ることで、強度を出しています。
内部造作 壁に断熱材を入れて、石膏ボードを貼っていきます。
クロス下地 石膏ボードのジョイントにパテを塗って下地を作ります。
外壁工事 今回は外部が縦張りで張っております。金具施工の為、表面に釘が少なくてすっきりとしています。
タイル貼り セメント系のボンドで貼りつけるため、ゴムハンマー等で軽く叩きながら
圧着貼りしています。
今回の建物に関しましては、区画整理が完了したばかりの地域に立てる関係で、変化していく街並みに対応し、合わせてプライベート空間を確保できる建物で設計しました。玄関横のウッドデッキのスペースは上部が吹き抜けになっており、正面には目隠しの壁があるものの、開放的なプライベート空間になっており、その隣接するリビングに関しましてもウッドデッキを合わせて使用することで、広々とした使い方ができるようになっております。ウッドデッキの材質は樹脂製で多少の色あせは有るものの、腐ることの無い材料を使用しています。
キッチンの後の棚は、電子レンジや炊飯器を置いてもたわむことのない丈夫な作りで設置しています。キッチンはタカラスタンダードのホーローのキッチンです。扉の表面にマグネット等で、タオル掛けや、小物入れ等設置でき、合わせて正面のキッチンパネルにも同じような商材が設置できます。
もちろん食洗機とIHクッキングヒーターは設置しています。
水栓はタッチレス水栓を使用し、調理で汚れた手で、触ることなく水が出るようになっています。
洗面化粧台とユニットバスもタカラスタンダードの商品になっています。ユニットバスに関しましては、暖房換気扇を設置しており雨降りでも洗濯物を乾かすことができます。こちらの商材に関しましても、ホーローで付属品をマグネット等で設置ができるようなっています。
1階のウォーク・インクローゼットは、お客様の要望で稼働する棚を設置しています。
トイレもお客様の要望で、手洗いを別に設置する形で施工しています。
階段部分は上部の明かりを取り入れるため、吹き抜けにしています。
2階には個室を3部屋作り、そのうち2部屋にはウォーク・インクローゼットを設置しています。
弊社では簡易パースソフトを導入しており、お客様にイメージをつかみやすいように、提案させて頂いています。
区画整理で周囲の状況が変わり行く中で、プライベートを確保し合わせて開放的な空間を提案できたこと大変うれしく思います。今後周りの状況が変化していても、お客様については、変化に惑わされずにいつまでも自分たちの空間を大切にできると信じています。