【大分県大分市 某マンション様】
いつもお世話になっておりますオーナー様より、保有されている賃貸マンションの外壁塗装・
防水・タイル補修工事のご依頼をいただきました。
こちらの建物はRC造3階建てで、全周にわたりバルコニーが併設されております。
外壁は、化粧コンクリート仕上げで大半に磁器タイルを張っている築25年の建物です。
☆着工前
仮設足場を組上げ、打診工具を使いコンクリートの爆裂箇所と磁器タイルの浮き・割れ等の
打診検査を行いました。
浮き上がり部分には、タイル目地部分を穿孔してエポキシ樹脂ボンドを注入しタイルを固定し、
穿孔箇所にはモルタルにて穴埋めをしております。
コンクリートのクラックには、目視にて調査を行い、ヘアークラック(髪の毛程度のヒビ)が大半で、
特に問題ありませんでした。
コンクリートの爆裂箇所には、モルタルにて補修を行いリシン骨材にて下地処理をしています。
また磁器タイルの浮き上がりが激しく、躯体壁との剥離の箇所は磁器タイルを斫り、内外装用弾性ボンドにて
新しい磁器タイルを張りました。
弾性ボンドを使うことにより振動や衝撃に強く、現在の外壁タイルには施工時には必ず使用するようになっています。
外壁には水性セラタイトフッ素樹脂塗料を使用し、磁器タイル面にはクリアー塗料を塗布しており、
光沢がある仕上がりとなっております。
☆クリアー塗料塗布前
☆塗布後
バルコニー床の防水は、既存がコンクリート床でしたので、ポリマーセメント系塗膜防水材(セラミテックスコート)にて
下塗りし、防水化粧保護塗料(ノンリークコート)にて仕上げております。
☆施工前
☆完成
近年、地震でタイル等の剥離が問題になっていたため、今回の工事でオーナー様はじめ
お住いになられているお子様がいらっしゃるご家族の方々にも安心していただけることが
できました。