【大分県別府市 M様邸】
弊社のホームページを見て増築のご相談があり、お宅にお伺いさせていただきました。
何年か前に住宅を購入し、何度か手を入れているようでしたが、平屋のため、どうして
もスペースが限られてしまい、部屋を拡張したいとの事でした。どのような場所も、敷
地に対しての建築物の割合が決められているため、今回の物件に関しましては、かなり
ギリギリまで増築させていただきました。それだけでは足りず、一部2階を乗せる方法
も取らせていただきました。それに合わせて、建物全体の断熱性能、遮熱性能を高め
て、床暖房を設置しました。今回はお湯で床を温める方法を選択しています。
☆床
既存の床面にアルミの遮熱マットを貼り輻射熱で床暖房の効率を増す方法をとっています。
~施工中~
白く床上に配置しているものは、お湯を通す配管です。
合板を張っています。
~完成~
床はほとんど、タイルカーペットを貼っています。クッション性もあり、汚れた部分の張り替えができるため、結構好まれる商材です。
大広間では、中央にアクセントを入れる貼り分けにしています。
☆縁側
南側の縁側部分です。増築できるスペースが限られていたため、あまり奥行きが取れませんでした。圧迫感をなくすために、内部用のアルミ製の建具を設置し、壁面を少なくするために、透明のアクリル板を入れて、圧迫感のないスペースにしています。
~施工中~
~完成~
☆2階部分
四方に出窓を設け、天井、壁、床面にアルミシートを張り込んで、表面を仕上げています。こちらも輻射熱を利用した形でかなり遮熱性能は高いように感じられます。
~施工中~
~完成~
☆階段
2階に上がる階段です。通常の階段だと、圧迫感があるため、蹴込み部分のないストリップ階段を採用いたしました。
~施工中~
~完成~
今回の物件は、お客様の要望によりアルミのシートを壁内部や、天井裏、床下に施工し
ています。数値的なものではお答えしにくいのですが、輻射熱の関係で室内が一定の温
度に保たれているように感じます。床暖房と合わせて施工していますので、かなり快適
な空間になったかと思います。外部については、現在打合せをして進行中ですので、ま
た改めて、その②としてアップさせて頂きます。
追伸、今回使用した内装材についても、シックハウス症候群の発生の元となる、ホルム
アルデヒドの含まれていない、安心のF4(フォースター)認定材を使用しています。